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資格 Qualification

取得できる資格

学科の必修科目を履修することで以下の2つの資格が取得できます。

  • 食品衛生監視員(国家資格/任用資格)

    食品衛生法に基づき、当該職員の職権及び食品衛生に関する指導の職務を行わせるために、厚生労働大臣又は都道府県知事等が命じる技術系公務員です。
    全国の主要な海・空港の検疫所や保健所・環境課・衛生試験所において業務に携わります。

  • 食品衛生管理者(国家資格/任用資格)

    食品衛生法第48条の規定により、製造又は加工の過程において特に衛生上の考慮を必要とする食品又は添加物であって、食品衛生法施行令で定めるものの製造又は加工を行う営業者は、その製造又は加工を衛生的に管理させるため、その施設ごとに、専任の食品衛生管理者を置かなければならないこととなっています。

学科の必修科目に加えてHACCP管理論の選択科目を履修することで以下の資格が取得できます。

  • HACCP管理者

    HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)とは食品の製造・加工工程のあらゆる段階で発生するおそれのある微生物汚染等の危害をあらかじめ分析し、その結果に基づいて、製造工程のどの段階でどのような対策を講じればより安全な製品を得ることができるかという重要管理点を定め、これを連続的に監視することにより製品の安全を確保する衛生管理の手法です。HACCPに沿った衛生管理の実施は、2021年6月より全ての食品等事業者(食品の製造・加工、調理、販売等)に義務づけられています。
    HACCP管理者は、厚生労働省の定める「HACCPに関する知識、その他の食品衛生に関する科学的・専門的な知識を有するとともに、適切な教育・訓練を行うことができる体制が整備されている公益法人等」が認定する民間資格と同等です。日本食品保蔵学会が認定しています。この資格者は、食品衛生法で定められた「HACCPに沿った衛生管理の制度化」においてもHACCPシステムについて相当程度の知識をもつと認められる者に相当します。

上記の3つの資格に加えて学科として、以下の資格取得も推奨しております。
資格に関連した授業も設けております。
また合格者に対して一定程度の受験料補助を行っています。

  • 登録販売者(国家資格)

    「登録販売者」資格は、薬剤師でなくても一般用医薬品(第2類・第3類)の販売ができる者として、各都道府県が認定している公的な専門資格です。学科では食の安全を学ぶ中で、薬理学・病理学・生理学など、登録販売者の受験に必要な知識をある程度習得できます。学生の中にはさらに自己学習して受験し、毎年数人が合格しています。

  • 知的財産管理技能士(国家資格)

    知的財産とは商品・パッケージデザイン・ブランドロゴ等の無物体の財産を称します。知的財産を保護するのが特許・商標・著作権等の知的財産権です。
    知的財産保護管理は食品企業を含めた多くの日本企業で近年、戦略的重要性が高まりつつあります。専門知識を有した人は企業の法務部のみならず商品開発部署内でも渇望されています。その一方、知的財産保護管理の知識は特殊なため、なかなか一から独学で勉強するのは難しく、資格を取得する人は企業が必要としている数と比較して足りないのが現状です。従ってこの国家資格を有していることは就職活動時にも優位となります。資格は1級から3級まであります。1級は社会人経験を必須としますが、2級・3級は大学在学時に取得可能です。
    食安全マネジメント学科では、知的財産論の授業の中で、資格の紹介や位置付けの説明と共に、資格取得に興味を持つ学生が国家試験に向けて取り組める環境を作っています。

  • 食品表示診断士 (食品表示検定,民間資格)

    食品表示検定協会が行っている資格です。初級、中級、上級の3種類があります。初級は食品の製造、販売、営業に携わり、食品表示の基本を必要とする人に向いています。中級は食品業界の品質管理、開発担当者や生産、製造、流通の現場担当者に向いています。食品表示の知識は、食品関連企業において基礎的で必要なものです。学科の科目である食品加工学や食品安全学などで、食品表示に関する知識を修得します。学生の中にはさらに自己学習して受験し、毎年数人が合格しています。

資格取得者の声

  • S.W.さん 3年次に資格習得

    私は授業内で登録販売者の存在を知り、興味を持ちました。首都圏地域での合格率が30%程度と知った時には、少しハードルが高く感じましたが、実際の試験範囲には食安全マネジメント学科の必修科目内容と繋がる部分が多かったです。勉強を始めてから、ドラッグストアも学びの場になりました。
    以前は”なんとなくこれ”で買った商品も、覚えた成分知識を根拠に選べます。その商品で体調が良くなると、身になっているんだ!とより一層嬉しかったです。
    自分の知識を使って多くの人の健康を守れると思うと、受験して良かったなと思っています。多くの食安全マネジメントの学生に興味を持ってもらいたいです。

合格証明書